まもなく桜が咲く季節になり、心躍る季節になりました。しかしながら、季節別にいうと、冬から春にかけてのこの時期が58.7%と出火件数が高い季節です。大船渡火災の被害者の皆様方には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。そしてその火災事故と火災保険についてお話します。
水沢ではまもなく日高火防災が開催されます。やはり昔からこの時期は空気が乾燥していて、寒暖差もあり、暖房は欠かさず、強風にもあおられ、火災発生の条件が揃っていてリスクが高い季節です。2022年の統計では出火原因第1位コンロ消し忘れ、2位はたばこ、3位は電気機器、などとなっており、6位には放火、8位にも放火疑い、10位に焚火となっています。
火災の責任に関する法律は明治32年に制定されたものですが、重大な過失が無ければ出火元は損害賠償の責任を負わないと定められています。略称で失火法と呼ばれている法律ですが、つまり火元の責任は問われないと同時に、もらい火でも損害賠償請求出来ないという事です。だからこそ、自分のものには自分で火災保険をしっかり付けておく必要があります。
ただし、重大な過失があった場合は責任を免れません。たとえばコンロやストーブの付近に燃えやすいものを放置したまま目を離したり、可燃物をストーブ付近に置いて倒してしまったり、いずれも故意ではないものの、そのままでは火災が起きることが簡単に想像できるケースであるにも関わらず火災を発生させた時、例えば隣家に類焼した場合、損害賠償が発生します。これは、火災保険に失火見舞い費用や類焼損害の特約を付けておくと1億円までカバーされます。
また、賃貸の入居者などは所有者に「現状回復義務」を負います。アパート入居者は火災発生させると現状回復義務を負いますが、出来なければ債務不履行として損害賠償を負います。その場合、失火法は適用されませんので、必ず火災保険の借家人賠償責任を特約などで付けておく必要があります。
この季節、まず火の用心です。そのうえで火災保険をしっかり付け、必要な特約も吟味して、地震保険も忘れずにつけることをお勧めします。
弊社の経験豊富なスタッフがきめ細かく対応します。土日祭日は事前予約が必要になります。
ご相談お待ちしております。
インフル・コロナに注意してお過ごしください。
株式会社 NASAプランニング
FM岩手 ONAIR
まもなくあの日から14年目の3.11を迎えます。あの日を忘れない、さらには教訓として、これからの防災に役立てることが大切と考え、先日「防災士」という資格を取得するために、仙台で土日2日間9時から6時まで、研修を受けてきました。あらゆる自然災害の防災やAEDでの人命救助など学びました。残念ながら災害は繰り返しやって来ます。そこで地震防災を話します。
防災士の基本理念に、防災の基本は自分の命は自分で守る自助。地域・職場で助け合い被害拡大を防ぐ共助。さらには住民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する協働。この3つの理念はまさに阪神大震災から東日本大震災、昨年の能登半島震災など数々の災害を経験し、培ってきた災害国日本ならではの素晴らしい考え方だと思いましたので、弊社でも今後に活かしていきたいと思います。
巨大地震発生は防げません。自分の命を守るためには、あらかじめハザードマップなどリスクを家族全員で確認しておくことが大切です。そしていつ何時発生するかわからないので、家族同士の連絡方法、防災用伝言ダイヤル171の活用、集合場所など決めておきましょう。そして日頃から防災グッズや飲料水・非常食の備蓄を怠らず確認する事が重要です。そして家具類の転倒・落下・移動防止対策は必須です。負傷者の約30~50%が家具類の転倒・落下が原因です。これも日頃から必ずやっておいてください。
グラッと来たら、当然まず「身の安全」です。揺れがおさまったら火の始末、家族や同僚の安否確認、出口確保が必要です。ビルの中でエレベーターに乗っていたらすべての階のボタンを押して停止した階で降りる。地下街では壁や太い柱に身を寄せて、カバンなどで頭を守る。映画館や劇場でも同様です。自動車運転中は急ブレーキをかけず、少しずつスピードを落とす。交差点を避けて左側に寄せてエンジンを止める。駐車場や空き地がある場合はそこに移動してラジオで情報を聞き、非難する時は火災を引き込まないように窓を閉め、エンジンキーは付けたままドアロックはしないで下さい。津波の際は周囲に声をかけ、率先非難する。など、経験上既に身についている方も多いと思いますが、いざとなると慌てるので覚えておいてください。そして地震保険も忘れずに手配しておいてください。
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今年もよろしくお願いします。新年早々なのですが、暮れの大掃除を頑張ったせいか、腰を痛めました。2~3日不自由な思いをした時に、介護の重要性を痛感しました。人は誰でも老後ずっと元気でいる保証はありません。そこで最新の介護保険の話をします。
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と言います。男性は平均寿命が80.98歳に対し健康寿命は72.14歳。女性は平均寿命87.14歳に対し74.79歳と男性は約9年間、女性で約12年間、日常生活が制限される期間、要介護期間があると言えます。
そんな高齢化社会に備え、市町村が運営している40歳以上の方を対象とした公的介護保険制度があります。40歳から65歳は加齢に伴うガンや脳血管疾患など16種類の特定疾病が原因の要介護状態だけが対象となり、それ以外は対象外です。つまり私のように腰痛や事故による介護状態などは対象外になるので注意が必要です。65歳以上はすべての要介護状態が対象になります。
要介護前の要支援1から2、軽い要介護1から重度の5まで分類されていて、重くなるほど支給限度額が増えますが、自己負担額も増えます。1割負担が基本ですが、年収280万以上の方は2割負担、340万以上の方は3割負担となります。
そしてその公的介護保険で足りない自己負担となる費用は、一時金で平均約74万。月々8.3万、5年間で約600万かかるそうです。そこをカバーするのが民間の介護保険です。もちろん貯蓄をくずしてカバーする事も有りなのですが、平均期間5年よりさらに長期になる可能性もありますので、保険でカバーするのが合理的です。最新のものは月々数千円の掛け金で、軽い要介護1の認定で数百万受け取る、あるいは毎年年金形式で数万円受け取るというものが主流です。月々数百円で加入できる1年更新型もありますが、後々掛け金が高くなるのと、要介護3認定からだったりしますので、よく考えて使い分けるといいと思います。費用対効果の良い保険を若いうちにお選びください。
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インフル・コロナに気を付けて、皆様今年もどうぞよろしくお願いします。
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この番組を始めて13年以上になりますが、初めてのクリスマスでのオンエアとなります。とは言え何のプレゼントもないのですが、せめて今年の保険業界の振り返りをしながら最新情報をお伝えしたいと思います。
損保業界では昨年からのビックモーター問題やカルテル談合問題、さらには個人情報の流出など不祥事続きで大揺れでした。保険会社からクルマ販売関係の大きな代理店に出向している社員に関する問題などで、出向社員の自粛、なれ合いの要因になっている企業間の持ち株の廃止など、古くから慣習のようになっていた業界の体質が大きく変わる最初の年になりました。今月も金融庁の保険に関する審議会や有識者会議で議論され、次の国会で法律の改正案が提出される見通しです。私個人的にも来年以降、より健全な業界に発展するよう期待しています。
今年1月1日の能登半島地震と夏から秋にかけて豪災害などありましたが、保険会社各社火災保険の収支は赤字状態のため、10月から火災保険が3年連続値上げとなりました。古い建物の値上げが大きく、逆に新築の場合、従来よりかなり安くなりました。来年もこの傾向は続くと思います。さらには物価高騰にともない、自動車部品が値上がり、修理費用が高くなり、自動車保険も今年1月1日から値上げしましたが、来年も1月1日から値上がりとなります。
生保業界においても、保険会社からの広告費問題で、本当にお客様第一の営業になっているか、押し売りになっていないか、比較説明は十分か等、適切な募集環境のため、法改正が見込まれています。
新たな年を迎えるにあたり、値上がりに対して、よりいっそう損害保険・生命保険の付け方を詳細に工夫する必要があります。そこで弊社のような保険専門で、スタッフがそろっていて事故時対応やアフターケアにもきめ細かく対応できる代理店にご相談ください。
まもなく師走、皆様タイヤ交換はお済でしょうか。油断せず早めに交換をお願いします。今年もいろいろありましたが、最近、人の命を軽視する凶悪な犯罪、強盗事件が頻発しています。こんな日本ではなかったのにと思うのですが、日本全国どこも安全といえないような時代になってしまいました。
そこで今日は、そんな犯罪やトラブルを未然に防ぐための防犯カメラの話をします。
たとえばマイホームから離れた場所にいるとき、空き巣や不審者の侵入、クルマや自転車へのいたずら、盗難、動物の侵入や家の前にごみのポイ捨て、留守中の子供やペットの様子が気になる、長期不在時の家を確認したい時、困ったな、あったらいいなと思うことがありませんか?そんな時、保険事故に至る前に未然に防ぐ保険会社提供の防犯カメラです。
今、防犯カメラはセキュリティー会社や市販のものが数多く出回っていますが、コストが高く、そこまでしなくてもいいかなという方も多いと思います。保険会社が提供するものは月々1,980円からと安価で、高精度なAIが人、動物、クルマを検知してトラブルの原因の発見につながります。またスマホと連動して遠隔地からリアルタイムで画像を確認し、不審者やクマなど危険な動物に対し、スマホから音声や緊急サイレンで威嚇します。そのうえで警察に通報し、防犯やマイホームと家族の安全確保に役立てます。
屋外用カメラと屋内用カメラがあり、どちらか、あるいは両方設置します。設置費用は別途かかりますが、一度設置すれば、遠隔地でのご家族やペットのようす、マイホームの状況を把握するのに便利です。保険は事故が発生した後に役に立ちますが、このカメラは事故発生を事前に防ぎます。事後の対応だけではなく、事前の防災、防犯対策をすることで、保険金支払いを減らす効果があります。それがやがては自動車保険や火災保険、ケガの傷害保険、生命保険の保険料が安くなる事につながり、社会全体が良くなると思います。
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